毎年3月に開催されるSG(スペシャルグレード)の競艇レース「ボートレースクラシック」。
54回目となる2019年は、3月16日(土)~21日(木)に埼玉県戸田市にある戸田ボートレース場で7年振りに開催されました。
今回は、2019年の戸田競艇場の結果・出場選手・リプレイをまとめてみました。
ボートレースクラシックとは?
ボートレースクラシックとは、競艇の中で最もランクの高い「SG」レース。
正式名称を「鳳凰賞競走(ほうおうしょうきょうそう)」と言われ、その年のSG初戦である毎年3月に開催されています。
1966年に第1回鳳凰賞競走が開催され、総理大臣杯の下付が行われていました。
その後、1988年の第23回から「総理大臣杯」に改称され、2014年の第49回からGRANDE5の初戦になったことにより「ボートレースクラシック」と通称名称になりました。
優勝賞金は、3500万円!!ボートレースオールスター・メモリアル・ダービーと並ぶ、上から2番目に賞金の高いレースで、予選4日間の全6日間で勝敗が決まります。
SGは、選手の実力が同じくらいなので、枠番有利のレース展開になることが多いとされます。荒れたときには万舟券が飛び出すこともあるほど。
そのため、競艇ファンにとっては注目のレースだったと言えますね!
ボートレースクラシックの出場資格とは?
SGは、競艇選手のなかでもトップクラスの選手しか出走できません。
- 前年度優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場選手6名
- 前年1月1日〜12月31日のSG、G1、G2レースの優勝者
- 前年1月1日〜12月31日のG3以下のレースにおける優勝戦回数上位者
ちなみに、2020年のボートレースクラシックより出場資格がひとつ増えることになっています。2019年から競艇のG2競争に加わる「全国ボートレース甲子園競走」の優勝者も出場できるようになるのです。
52名の出場選手一覧
「ボートレースクラシック2019」には、52選手が出場しました。登録番号順に紹介します。
登録番号 | 氏名 | 出身 | 級別 |
3232 | 山川 美由紀 | 香川県 | A1級 |
3257 | 田頭 実 | 福岡県 | A1級 |
3502 | 渡邉 英 | 静岡県 | A1級 |
3557 | 太田 和美 | 奈良県 | A1級 |
3573 | 前本 泰和 | 広島県 | A1級 |
3590 | 濱野谷 憲吾 | 東京都 | A1級 |
3613 | 角谷 健吾 | 東京都 | A1級 |
3622 | 山崎 智也 | 群馬県 | A1級 |
3623 | 深川 真二 | 佐賀県 | A1級 |
3716 | 石渡 鉄兵 | 千葉県 | A2級 |
3721 | 守田 俊介 | 京都府 | A1級 |
3744 | 徳増 秀樹 | 静岡県 | A1級 |
3779 | 原田 幸哉 | 愛知県 | A1級 |
3822 | 平尾 崇典 | 岡山県 | A1級 |
3845 | 中谷 朋子 | 兵庫県 | A1級 |
3854 | 吉川 元浩 | 兵庫県 | A1級 |
3897 | 白井 英治 | 山口県 | A1級 |
3898 | 平田 忠則 | 福岡県 | A1級 |
3946 | 赤岩 善生 | 愛知県 | A1級 |
3960 | 菊地 孝平 | 岩手県 | A1級 |
4013 | 中島 孝平 | 福井県 | A1級 |
4019 | 笠原 亮 | 静岡県 | A1級 |
4024 | 井口 佳典 | 三重県 | A1級 |
4028 | 田村 隆信 | 徳島県 | A1級 |
4042 | 丸岡 正典 | 大阪府 | A1級 |
4188 | 久田 敏之 | 群馬県 | A1級 |
4190 | 長嶋 万記 | 静岡県 | A1級 |
4205 | 山口 剛 | 広島県 | A1級 |
4216 | 星 栄爾 | 福島県 | A2級 |
4237 | 大峯 豊 | 山口県 | A1級 |
4238 | 毒島 誠 | 群馬県 | A1級 |
4260 | 中越 博紀 | 愛媛県 | A2級 |
4262 | 馬場 貴也 | 京都府 | A1級 |
4266 | 長田 頼宗 | 神奈川県 | A1級 |
4296 | 岡崎 恭裕 | 福岡県 | A1級 |
4320 | 峰 竜太 | 佐賀県 | A1級 |
4324 | 海野 康志郎 | 山口県 | A1級 |
4364 | 池永 太 | 宮崎県 | A1級 |
4371 | 西山 貴浩 | 福岡県 | A1級 |
4384 | 鶴本 崇文 | 大阪府 | A1級 |
4399 | 松本 晶恵 | 群馬県 | A1級 |
4418 | 茅原 悠紀 | 岡山県 | A1級 |
4444 | 桐生 順平 | 福島県 | A1級 |
4497 | 桑原 悠 | 長崎県 | A1級 |
4500 | 山田 康二 | 佐賀県 | A1級 |
4502 | 遠藤 エミ | 滋賀県 | A1級 |
4524 | 深谷 知博 | 静岡県 | A1級 |
4544 | 松田 大志郎 | 福岡県 | A1級 |
4547 | 中田 竜太 | 福島県 | A1級 |
4586 | 磯部 誠 | 愛知県 | A1級 |
4682 | 大上 卓人 | 広島県 | A1級 |
4851 | 関 浩哉 | 群馬県 | A1級 |
※2019年1月〜6月の情報です。
ボートレースクラシック2019の競走スケジュールは?
ボートレースクラシック2019の競走スケジュールは、3月16日〜3月21日の6日間。
選出順位の上位5名と推薦枠の1名で争われるドリーム戦は、初日の12Rに行われました。
今回のドリーム戦に選ばれたのは、
- 守田俊介
- 井口佳典
- 毒島誠
- 峰竜太
- 平尾崇典
- 白井英治
以上の6名。豪華な選手陣なので、大会も非常に盛り上がりを見せていましたよ!
ボートレースクラシック2019の結果
2019年のボートレースクラシック(ボートレース戸田)は、1号艇の吉川元浩がイン逃げで優勝!
吉川選手は、およそ11年振りとなるSG優勝を果たし、SGボートレースクラシックの歴代優勝選手にも登録されました。
吉川選手はもちろん、2019年獲得賞金ランキングも1位になっていますよ!
リプレイ:最終日は天候も予想も大荒れ!
最終日の3月21日は、ホーム右からの横風が強まり安定板が使用されるほどの荒れた天候。
また、大会3日目には3連単154,930円と超高配当が発生し、予想は困難を極めました。
さらに3連単の平均配当も1万円を突破! 途中から予想を穴予想に切り替えた人も多かったことでしょう。
それでは、大会最終日を振り返りましょう!!
最終日は、最初から大会が大きな盛り上がりを見せました。なんと、1号艇の吉川 元浩が、コンマ12のトップスタートで飛び出し先手を取ったのです。
そのような状況下でも3号艇の馬場貴也選手は猛烈な「まくり」を仕掛けてきますが、直線は僅かに吉川選手が優勢でした。
吉川選手は2つ目のターンマークも先に回り、セーフティーリードを確保。結果、吉川選手が安定感のある走りを見せてゴールイン!!第54回ボートレースクラシックを制し、およそ11年振りとなるSG優勝を果たしました。
進入隊形は、123/465と6号艇の徳増 秀樹選手がコースを1つ繰り上げるものの、結果は6着となってしまいました。
また、SGでは初の優勝戦出場となった5号艇の桑原 悠選手は3着と大健闘。ボートレースクラシックでは大いに舟券に貢献しています。
まとめ:今年のボートレースクラシックも予想困難のレースだった!
今年も熱戦が繰り広げられた「ボートレースクラシック2019」。皆さんの予想はいかがだったでしょうか?
今年もレースは大荒れが目立ち、数多くの万舟券が発生しました。その中で、およそ11年振りのSG優勝を果たした吉川元治選手。2019年獲得賞金ランキング1位とともにおめでとうございます!
次回の開催は、4年振り16回目のボートレース平和島で、3月17日〜22日まで開かれます。今から待ち遠しいですね!!
【参考記事】