SG(スペシャルグレード)の競艇レースの1つ「チャレンジカップ2019」。
22回目となる2019年は11月19日(火)~24日(日)、群馬県みどり市にある桐生競艇場にてナイターで開催されました。
今回は、「チャレンジカップ2019」の結果・出場選手・リプレイをまとめました。
チャレンジカップとは?
チャレンジカップとは、競艇の中で最もランクの高い「SG」レースの1つ。9つのSGの中では、最も新しいレースです。
開催売上低迷打開策の1つとして1998年から「競艇王チャレンジカップ競走」の名称で創設され、2010年の第13回大会から現在の名称に変わりました。
優勝賞金は、3,300万円と高額です。
そして、賞金王決定戦からグランプリおよびそのシリーズ戦への出場をかけた、最終トライアル競走として位置づけられています。
チャレンジカップ2019の出場資格とは?
「チャレンジカップ2019」に出場できる選手は、2019年1月1日〜10月31日までの獲得賞金上位者。他の大会とは異なり、優先出場権は設けられていません。
しかし、選出除外として
- 前回の競艇王チャレンジカップから、開催年の全日本選手権SG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 開催年のグランドチャンピオン決定戦から、開催年の全日本選手権のSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手、あっせん保留処分を受けている者
以上が設けられており、該当する場合は出場要件を満たしていても除外されます。
チャレンジカップ開催までは、他のレースの賞金争いにも目が離せないと言えますね。
34名のチャレンジカップ2019出場選手一覧
「チャレンジカップ2019」には、出場人数が賞金ランキング上位34名に変更されています。
これは、2014年の第17回大会から女子ボートレーサーを対象としたGII競走として新設された「レディースチャレンジカップ」との並行開催となったため。
今回は、選考基準である獲得賞金額とともに全選手をご紹介します。
順位 | 登番 | 氏名 | 支部 | 出身地 | 獲得賞金額(円) | 備考 |
1 | 4238 | 毒島 誠 | 群馬 | 群馬 | ¥133,292,000 | 7年連続8回目 |
2 | 3783 | 瓜生 正義 | 福岡 | 福岡 | ¥88,301,000 | 3年ぶり17回目 |
3 | 4074 | 柳沢 一 | 愛知 | 愛知 | ¥83,618,410 | 2年連続3回目 |
4 | 4444 | 桐生 順平 | 埼玉 | 福島 | ¥82,672,000 | 8年連続8回目 |
5 | 4168 | 石野 貴之 | 大阪 | 大阪 | ¥76,716,666 | 2年連続7回目 |
6 | 4262 | 馬場 貴也 | 滋賀 | 京都 | ¥75,489,932 | 2年連続3回目 |
7 | ||||||
8 | 3744 | 徳増 秀樹 | 静岡 | 静岡 | ¥66,486,000 | 3年ぶり8回目 |
9 | 4024 | 井口 佳典 | 三重 | 三重 | ¥64,180,266 | 4年連続10回目 |
10 | 4028 | 田村 隆信 | 徳島 | 徳島 | ¥58,475,000 | 2年ぶり15回目 |
11 | 3388 | 今垣 光太郎 | 福井 | 石川 | ¥58,166,000 | 2年ぶり16回目 |
12 | 4659 | 木下 翔太 | 大阪 | 大阪 | ¥57,805,000 | 2年連続2回目 |
13 | 4418 | 茅原 悠紀 | 岡山 | 岡山 | ¥56,842,000 | 3年連続6回目 |
14 | 3557 | 太田 和美 | 大阪 | 奈良 | ¥56,537,000 | 3年ぶり17回目 |
15 | 4337 | 平本 真之 | 愛知 | 愛知 | ¥54,307,400 | 2年連続7回目 |
16 | 3779 | 原田 幸哉 | 長崎 | 愛知 | ¥54,184,000 | 3年ぶり14回目 |
17 | 3415 | 松井 繁 | 大阪 | 大阪 | ¥53,671,000 | 14年連続21回目 |
18 | 4497 | 桑原 悠 | 長崎 | 長崎 | ¥53,223,000 | 初出場 |
19 | 4044 | 湯川 浩司 | 大阪 | 大阪 | ¥51,534,000 | 4年連続13回目 |
20 | 3908 | 重成 一人 | 香川 | 香川 | ¥50,562,000 | 3年ぶり8回目 |
21 | 4686 | 丸野 一樹 | 滋賀 | 京都 | ¥49,424,999 | 初出場 |
22 | 3946 | 赤岩 善生 | 愛知 | 愛知 | ¥48,473,000 | 2年連続14回目 |
23 | 4075 | 中野 次郎 | 東京 | 東京 | ¥47,473,000 | 2年連続6回目 |
24 | 4350 | 篠崎 元志 | 福岡 | 福岡 | ¥47,277,000 | 2年ぶり4回目 |
25 | 4061 | 萩原 秀人 | 福井 | 福井 | ¥45,744,000 | 10年ぶり2回目 |
26 | 4885 | 大山 千広 | 福岡 | 福岡 | ¥44,559,000 | 初出場 |
27 | 4052 | 興津 藍 | 徳島 | 兵庫 | ¥43,993,000 | 初出場 |
28 | 3780 | 魚谷 智之 | 兵庫 | 兵庫 | ¥43,827,500 | 2年ぶり10回目 |
29 | 3959 | 坪井 康晴 | 静岡 | 静岡 | ¥43,796,000 | 2年連続13回目 |
30 | 4688 | 永井 彪也 | 東京 | 東京 | ¥42,551,000 | 初出場 |
31 | 4063 | 市橋 卓士 | 徳島 | 徳島 | ¥42,306,000 (賞金:¥37,067,000) |
4年ぶり2回目 |
32 | 4290 | 稲田 浩二 | 兵庫 | 兵庫 | ¥42,306,000 (賞金:¥36,449,000) |
初出場 |
33 | 3716 | 石渡 鉄兵 | 東京 | 千葉 | ¥41,553,000 | 2年ぶり8回目 |
34 | 4391 | 松田 祐季 | 福井 | 福井 | ¥41,073,410 | 初出場 |
35 | 3590 | 濱野谷 憲吾 | 東京 | 東京 | ¥41,045,000 | 2年連続19回目 |
選出順位は、獲得賞金額順です。また、獲得賞金額が同額の場合は、賞金上位の者からとなっています。
チャレンジカップ2019の競走スケジュールは?
「チャレンジカップ2019」の競走スケジュールは、11月19日(火)~24日(日)の6日間。
そして、11月19日(初日)の第12レースで行われるドリーム戦競走に選ばれたのは、次の6名です。
号艇 | 登番 | 氏名 | 獲得賞金額(円) |
1 | 4238 | 毒島 誠 | ¥133,292,000 |
2 | 3783 | 瓜生 正義 | ¥88,301,000 |
3 | 4074 | 柳沢 一 | ¥83,618,410 |
4 | 4444 | 桐生 順平 | ¥82,672,000 |
5 | 4168 | 石野 貴之 | ¥76,716,666 |
6 | 4262 | 馬場 貴也 | ¥75,489,932 |
選考期間における獲得賞金額の上位6名が出場し、枠番は獲得賞金額の高い選手から内枠になるように決められています。
チャレンジカップ2019の結果は?
「チャレンジカップ2019」は、1号艇の石野 貴之選手がイン逃げで優勝!そして、次のような結果で幕を下ろしました。
着 | 枠 | 氏名 | レースタイム |
1 | 1 | 4168 石野 貴之 | 1'46"8 |
2 | 4 | 4024 井口 佳典 | 1'49"3 |
3 | 2 | 3590 濱野谷 憲吾 | 1'50"7 |
4 | 3 | 4337 平本 真之 | 1'50"9 |
5 | 5 | 4238 毒島 誠 | 1'52"9 |
6 | 6 | 4028 田村 隆信 | 1'53"2 |
※レースのリプレイ動画は、こちらから見れます。
https://www.boatrace.jp/static_extra/html/replay.html?mid=773
また、ドリーム戦の結果は次の通りです。
着 | 枠 | ボートレーサー | レースタイム |
1 | 1 | 4238 毒島 誠 | 1'48"2 |
2 | 2 | 3783 瓜生 正義 | 1'50"8 |
3 | 5 | 4168 石野 貴之 | 1'51"8 |
4 | 4 | 4444 桐生 順平 | 1'52"0 |
5 | 6 | 4262 馬場 貴也 | 1'53"9 |
6 | 3 | 4074 柳沢 一 | 1'54"8 |
ドリーム戦は、出場選手の中で最も賞金獲得額が高い、1号艇の毒島誠選手が制しています。
リプレイ:優勝戦は1号艇石野選手が独走状態!
「チャレンジカップ2019」は、獲得賞金が上位にも関わらず、出場できない選手が数名いました。中には、吉川元治選手や峰竜太選手など、有名な選手がフライングなどにより選出除外になっています。
そして、優勝戦は1号艇の石野選手が独走状態! 石野選手は、スタートやターンをうまく決め、1周1マークの旋回で勝利を手にしたと言っても過言ではない、圧倒的な強さを見せつけました。
石野選手は今大会の優勝で、獲得賞金ランクが第3位に浮上しています。おめでとうございます!
また、繰り上がり出場の2号艇、濱野谷憲吾選手が3着に入るなど面白いレース展開になったと言えます。
まとめ:石野 貴之選手が2年ぶりのSG優勝!
「チャレンジカップ」の過去10年の優勝選手は、同じ選手が2度優勝していることがありません。その分、毎年激しい争いが繰り広げられると言える「チャレンジカップ」。
今大会は、2017年6月のグランドチャンピオン(鳴門競艇場)以来2年ぶりに、石野 貴之選手が優勝を果たしました。
次回の第23回大会は、 2020年11月24日(火)〜 29日(日)まで、蒲郡競艇場にてナイター開催となっています。