毎年6月下旬から7月上旬の間に開催されるSG(スペシャルグレード)の競艇レース「グランドチャンピオン2019」。
46回目となる2019年は、6月18日(火)~6月23日(日)に多摩川ボートレース場で23年振りに開催されました。
今回は、2019年のボートレース多摩川の結果・出場選手・リプレイをまとめてみました。
グランドチャンピオン2019とは?
「グランドチャンピオン2019」とは、毎年6月下旬〜7月上旬に開催されるボートレースのSG競走の1つ。
モーターボート競走法制定40周年を記念して創設された大会で、創設時の競走名はグランドチャンピオン決定戦競走でした。
SG出場者でないと出場資格は無いため、本大会によるSG初出場は不可能になっています。
優勝賞金は2500万円! 他のSGに比べるとやや低い金額です。
グランドチャンピオンの出場資格とは?
「グランドチャンピオン2019」は、出場資格を満たした52名の選手が出場します。まず優先出場枠で
- 前年度グランドチャンピオン優勝者
- 前年のグランプリの優勝戦出走者(6名)
- 直前のSG競走であるボートレースオールスターの優勝者
の合計8名が出場資格を得ます。
そして次に、
- 選考期間内におけるSG優勝戦の完走者
- 選考期間内におけるSG予選での得点上位者
が選ばれる仕組みです。
また、得点率ではなく、合計得点で出場できるかどうかが決まるので、SG競走にたくさん出走している選手が出場しやすいと言えます。
つまり、グランドチャンピオンにはSG競走の大舞台に慣れている選手が集まりやすいですね。
52名の出場選手一覧
「グランドチャンピオン2019」には、52選手が出場しました。今回は出場回数とともにご紹介します。
優先出場・順位 | 登録番号 | ボートレース | 備考 |
前年度優勝者 | 3897 | 白井 英治 | 4年連続13回目 |
第33回グランプリ優勝戦出場者 | 4320 | 峰 竜太 | 6年連続7回目 |
4238 | 毒島 誠 | 年連続7回目 | |
3960 | 菊地 孝平 | 15年連続15回目 | |
4024 | 井口 佳典 | 2年ぶり12回目 | |
4296 | 岡崎 恭裕 | 7年連続9回目 | |
直前SG優勝者 | 3854 | 吉川 元浩 | 4年連続10回目 |
SG競走優勝戦完走者 | 4444 | 桐生 順平 | 7年連続7回目 |
9 | 3941 | 池田 浩二 | 15年連続16回目 |
10 | 4190 | 長嶋 万記 | 2年連続2回目 |
11 | 4013 | 中島 孝平 | 12年連続12回目 |
12 | 4418 | 茅原 悠紀 | 4年連続6回目 |
13 | 3388 | 今垣 光太郎 | 2年連続15回目 |
14 | 4344 | 新田 雄史 | 7年連続8回目 |
15 | 4019 | 笠原 亮 | 4年連続8回目 |
16 | 4262 | 馬場 貴也 | 4年ぶり2回目 |
17 | 3942 | 寺田 祥 | 3年連続13回目 |
18 | 3946 | 赤岩 善生 | 7年連続14回目 |
19 | 3721 | 守田 俊介 | 6年連続13回目 |
20 | 4266 | 長田 頼宗 | 4年連続4回目 |
21 | 4168 | 石野 貴之 | 3年連続6回目 |
22 | 4044 | 湯川 浩司 | 3年連続12回目 |
23 | 3822 | 平尾 崇典 | 4年ぶり10回目 |
24 | 4074 | 柳沢 一 | 3年連続3回目 |
25 | 3744 | 徳増 秀樹 | 3年連続7回目 |
26 | 4337 | 平本 真之 | 5年連続8回目 |
27 | 4166 | 吉田 拡郎 | 8年連続8回目 |
28 | 4028 | 田村 隆信 | 2年連続12回目 |
29 | 4042 | 丸岡 正典 | 4年連続9回目 |
30 | 4459 | 片岡 雅裕 | 初出場 |
31 | 4075 | 中野 次郎 | 2年ぶり6回目 |
32 | 4497 | 桑原 悠 | 初出場 |
33 | 3473 | 石川 真二 | 4年ぶり8回目 |
34 | 4362 | 土屋 智則 | 初出場 |
35 | 3996 | 秋山 直之 | 3年連続14回目 |
36 | 3622 | 山崎 智也 | 17年連続21回目 |
37 | 4547 | 中田 竜太 | 2年連続2回目 |
38 | 3415 | 松井 繁 | 18年連続25回目 |
39 | 3556 | 田中 信一郎 | 7年連続18回目 |
40 | 3573 | 前本 泰和 | 2年連続6回目 |
41 | 3780 | 魚谷 智之 | 5年連続14回目 |
42 | 4530 | 小野 生奈 | 2年連続4回目 |
43 | 4061 | 萩原 秀人 | 2年連続4回目 |
44 | 3959 | 坪井 康晴 | 4年連続13回目 |
45 | 4831 | 羽野 直也 | 初出場 |
46 | 3908 | 重成 一人 | 12年連続13回目 |
47 | 3557 | 太田 和美 | 2年ぶり24回目 |
48 | 2992 | 今村 豊 | 7年連続21回目 |
49 | 3898 | 平田 忠則 | 6年連続12回目 |
50 | 4848 | 仲谷 颯仁 | 初出場 |
51 | 4659 | 木下 翔太 | 初出場 |
52 | 3779 | 原田 幸哉 | 4年連続14回目 |
グランドチャンピオン2019の競走スケジュールは?
「グランドチャンピオン2019」の競走スケジュールは、6月18日(火)~6月23日(日)の6日間。
選出順位の上位5名と推薦枠の1名で争われるドリーム戦は、初日の12Rに行われました。
今回のドリーム戦に選ばれたのは、
- 菊地 孝平
- 井口佳典
- 毒島誠
- 峰竜太
- 桐生 順平
- 白井英治
以上の6名で争われました。
グランドチャンピオン2019の結果は?
「ボートレースオールスター2019」は、1号艇の柳沢 一選手がイン逃げで見事優勝を果たしました。
優勝戦の結果は次の通りです。
着 | 枠 | ボートレーサー | レースタイム |
1 | 1 | 4074 柳沢 一 | 1'47"9 |
2 | 3 | 4061 萩原 秀人 | 1'49"3 |
3 | 2 | 3557 太田 和美 | 1'50"8 |
4 | 6 | 3744 徳増 秀樹 | 1'51"4 |
5 | 5 | 3959 坪井 康晴 | |
6 | 4 | 4659 木下 翔太 |
※レースのリプレイ動画はこちらから見れます。
⇒https://www.boatrace.jp/static_extra/html/replay.html?mid=736
また、ドリーム戦の結果は次の通りです。
着 | 枠 | ボートレーサー | レースタイム |
1 | 1 | 4320 峰 竜太 | 1'47"0 |
2 | 6 | 3897 白井 英治 | 1'48"7 |
3 | 2 | 4238 毒島 誠 | 1'50"3 |
4 | 4 | 4024 井口 佳典 | 1'51"6 |
5 | 5 | 4444 桐生 順平 | |
6 | 3 | 3960 菊地 孝平 |
ドリーム戦の結果は、1号艇の峰竜太選手がコンマ13で勝利しました。
リプレイ:柳沢 一選手が見事SG優勝!
準優勝戦の第1戦目では、フライング失格の選手が2名も出る波乱の展開に。優勝戦に出走するのは、6月22日に行われた3回の準優勝戦の1着、2着を獲った選手だっただけに、予想が外れた方も多かったのでは無いでしょうか?
そんな中で行われた優勝戦は、すべての艇がオールスロー発進となりました。コンマ01の電撃スリットを放った1号艇の柳沢選手が先制ターンし、ドンドン突き放します。
続く2マークも着実に先取りした柳沢選手は、後続との差を拡大。2号艇の太田 和美選手が差して迫りますが惜しくも届かず、そのまま独走状態に持ち込んだ柳沢が先頭でゴール!! 柳沢は、嬉しいSG初優勝を掴み取りました。
その後の2着争いは、太田選手と3号艇萩原 秀人選手の接戦となりますが、2周1マークを正確に回った萩原選手に軍配が上がりました。
まとめ:今年のグランドチャンピオンは柳沢選手がSG初優勝!
今年も熱戦が繰り広げられた「グランドチャンピオン2019」。皆さんの予想はいかがだったでしょうか? パワーとスピードが優先される多摩川ボートレース場での予想は優勝戦直前に波乱の展開が起こるなど、予想困難となったことでしょう。
そして、今年は柳沢 一選手が優勝を飾りました。柳沢選手はデビュー20年目にしてSG初優勝、通算50回目の優勝!
次回の第30回大会は、5年振り4回目のボートレース宮島で、6月23日 〜 6月28日に開催されますよ。